こんばんは、なかい若女将です。
3月3日(土曜日)夕方5時頃・・・
宿泊のお客様の準備でバタバタしている厨房で電話が入りました。
なかいの祖母88歳(初代女将)の容態が急変して、病院へ搬送されたというのです。
お世話になっていた施設で、発見された時には
心拍が止まっていたというのです・・・。
なかいの祖母は、過去脳梗塞で3度の危機から
戻った人で、今回も私は奇跡を信じていました。
そんな期待を持ちましたが、救命の心肺蘇生をしてももう戻りませんでした。
苦しまずの老衰であったと信じたいです。
まだまだ温かい祖母の傍には、偶然搬送先の病院の近くを車で走っていた
父と孫の三男が、寄り添っていてくれました。
おばあちゃんが一人きりで旅立っていなかったのだと思うと少し気が休まります。
先週、女将の母が亡くなったばかりで、やっと落ち着いてきた矢先、
私たちもまだまだ寿命が尽きそうになかったおばあちゃんが、
この世にいないなんて、いまだに家族で信じられていません。
先週会った時には、痴呆が進む中でも、
私の名前を呼んでいてくれていたのにな・・・と胸が詰まります。
私がお嫁に来た頃は、なかいの祖母がまだまだ主導権を握っていたな~
なんて懐かしく思ってしまいます。
思ったことを包み隠さず言うおばあちゃんだったのですが、
包容力があり、ひ孫をとても可愛がってくれた愛情豊かな人だったので
亡くなってしまうと、とても寂しいです。本当に・・・
あの時、ああしてあげれていれば・・・
こうしてあげていれば・・・と思う気持ちと
10年近く同じ釜のご飯を食べた女同士、助けてもらって、聞いてもらったりの
感謝の思いがばあちゃんに伝わったら嬉しいな~と思います。
いろいろと楽しい伝説を作ってきたお清ばあちゃんの葬儀は自宅で行います。
やっぱり一番好きな場所が長年暮らしたこの海辺の色浜なんだと思います。
おばあちゃん、長い長い人生本当にお疲れ様でした。
おじいちゃんとあちらで大好きなお酒でもう酒盛り始めてるかな(^-^)
ご迷惑をおかけしたお客様、優しいお言葉をかけて下さりありがとうございます。
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